---------------------------＜以下「棟方志功板画全柵」より参考資料画像＞--------------------------
---------------------------＜以下「板勁後記」より参考資料画像＞--------------------------
本作品は昭和１９年制作「雨ニモ負ケズ板画柵」７柵の内第３柵目「松と太陽月」です。
※本作品に続いて～７柵までを順次出品して行きます。
宮沢賢治のあまりにも有名な詩『雨にも負けず・・』、棟方志功は同じ東北の詩人として作品に魅せられ、
この詩を何度か板画や倭画に制作しました。それらのうち初めて手掛けたのが本作品です。
「雨ニモ負ケズ板画柵」７作品は昭和１９年出版の木版画集「板勁」のために制作され板勁後記＜資料画像参照＞に
記されているように、「板勁」のため初めて板に彫り起こし和紙に摺られ綴じられた作品です。
棟方志功が彫り上げた自刻版木より墨摺りされていますが、摺り上げは別者（画集発行元）であるため
摺面裏に作品名が小活字ではいっています。
摺面は棟方志功が使った版木のきめの細かい木目、板目、志功の刀の走るままに彫りすすむ勢いある
線の走り、彫り味が見てとれます。複製や贋作では味わうことができない逸品です。
志功手摺りではありませんが志功版画の実物を（最近のヤフオクでは、ほとんどが贋作や複製なので）
手ごろな価格で堪能できる大変貴重な棟方志功木板作品です。
通常、志功手摺りの「雨ニモ負ケズ板画柵」はオークション市場に出ることはほとんど無く、セット価格なら
数百万円はするでしょう。また、戦時中に制作された画集「板勁」は戦火に遭い現代では貴重な作品です。
参考資料として「雨ニモ負ケズ板画柵」一覧を画像掲載いたしました。
作品名は「板勁」制作時のものです。（志功は同作品でも制作時、制作背景により作品名を微妙に変えています。）
額寸約３１．７×４０．７ｃｍ。作品窓寸約１７．３×２５．４ｃｍ。額裏に作品名貼付け。
作品は約６７年の経年変化（しみ）〈画像参照〉などありますが、かえってその和紙と墨摺りの質感に風合をもたらしています。
（和紙繊維や漉きしわ等あります）
ガラス板は撮影上はずして写しています。
ご質問など、よくご納得されての入札をお願いいたします。
格安にて出品いたしますので、どうぞ宜しく御願いいたします。
※お支払いは三菱東京ＵＦＪ銀行振込となりますので御了承下さい。
※発送はヤマト宅配（保険付）にて全国一律１０００円を頂戴いたします。
